そもそも色素沈着とは?
色素沈着とは、ニキビ跡や傷跡などがシミのように跡として残ってしまうことです。
基本的にはこの跡は肌の新陳代謝によって消えるのですが、この新陳代謝が肌機能の低下により滞った際に色素沈着としての残ってしまいます。
では、どのような原因で色素沈着が起こるのでしょうか?
色素沈着の要因
色素沈着の主な要因には、炎症、摩擦、老化があります。
①炎症による色素沈着
皮膚が炎症を起こした際に、体は肌を守ろうとしてメラニン色素を作ります。そのため、皮膚を傷つけたり、乾燥などによる炎症を作らないことが重要となります。
またムダ毛の自己処理は、特に肌を傷つけて炎症を起こしやすい、と言われています。
②摩擦による色素沈着
洋服の擦れや掻きむしり跡は摩擦によって後に残ってしまうことがあります。お風呂で体を洗うときやタオルで拭く時に強く擦りすぎてしまったり、日常の中で下着が何度も擦れることなどにより起こりやすいです。
③老化による色素沈着
老化によって肌の新陳代謝の周期は長くなります。そのため、メラニン色素が外に排出しきれなくなり残ってしまうことがあります。その結果、シミとなり体に残ってしまいます。
この色素沈着があると脱毛ができないと言われています。では色素沈着と脱毛の関係を見てみましょう。
色素沈着と脱毛
色素沈着と脱毛の関係には次の3つがあります。
・色素沈着があると脱毛はできるのでしょうか?
結論から言うと脱毛はできます。これには2つの方法があります。
1つ目は、医療レーザー脱毛や光脱毛など毛のメラニン色素を使って脱毛をする場合です。この場合は、シールなどで色素沈着している部分を隠して脱毛を行います。
2つ目は、メラニン色素を使わない脱毛方法の利用です。現在の脱毛方法では、メラニン色素を用いずに脱毛できる方法もあり、その場合は色素沈着と関係なく脱毛ができます。
一方で脱毛することで、色素沈着が薄くなるとも言われています。
・脱毛による美白
脱毛方法によってはエステなどでも使われているアレキサンドライトを使用する場合があります。このライトを使用することで肌の新陳代謝が促されて色素沈着が薄くなる場合があります。
しかし、脱毛後に色素沈着ができてしまう場合もあります。
・脱毛後の色素沈着
ごくまれに脱毛後の肌トラブルにより色素沈着が起きてしまうことがあります。この肌トラブルを避けるためには、洗顔時やタオルで強く擦る事による刺激や、紫外線による刺激を抑えることが重要となります。