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2018/07/13

賞金にかかる税金を解説【宝くじ|競馬|クイズ|懸賞|ノーベル賞】

宝くじや競馬、懸賞などで賞金をもらうチャンスは誰にでもあります。しかし、賞金に当選した時に税金がかかる場合があることはご存知ですか?賞金に税金がかかることを知っていると知らないとでは、手にする賞金の金額も全く違うものになってしまいます。ここでは、どういった時に賞金に税金がかかるかをケース別にご紹介します。

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「賞金」に税金はかかる?

現代には様々な娯楽が溢れており、宝くじや競馬、懸賞などで予定外の嬉しい賞金を受け取る人も多くいます。
その嬉しい賞金に税金がかかるかどうかはご存知ですか?

何も知らずに賞金を使い果たした後に、税金を払わなければいけない事がわかっても、手元にお金が残っていなければ税金が払えなくなってしまいます。
賞金に税金がかかるかどうかは、受け取る賞金の種類で変わってきます。

どの種類の賞金にどれくらいの税金がかかるのか事前に知っていれば、税金が払えなくなる問題は解決できます。

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賞金にかかる税金【ケース別】

宝くじ

海外の宝くじ

宝くじは当選しても非課税のため、税金を払う必要はありません。
実は宝くじを購入する時に「収益金」として40%が税金として発売元の自治体へ支払われているのです。

これは自治体への「納税」を意味しているため、当選時には非課税になるわけです。
ただし注意が必要なのは「宝くじに当選したら親に半分あげよう!」と考えている場合です。

宝くじの賞金を「あげる」という行為は「贈与税」に関わってくるため、賞金を受け取った側が受け取った金額によって最高55%の贈与税を支払わなければいけなくなります。
贈与税は1年間で贈与された金額が110万円以内の場合は控除されるため、1年ごとに110万円ずつあげれば贈与税はかからないことになります。

他にも、2人で共同購入した宝くじが当選した場合、1人が代表して賞金を受け取ってしまうと、もう1人に渡すときに贈与税がかかってしまいます。
贈与税をかけずに2人で賞金を受け取るためには、2人で一緒に銀行へ受け取りに行き、受け取り名義人の欄に2人の名前をかけば贈与税をかけずに2人で受け取ることができます。

競馬

競馬の選手

競馬で優勝を当てた場合は一時所得となり、払い戻し金額から的中した馬券の購入金額を差し引いた金額が50万円以上になる場合は、控除額の50万円を差し引いた金額の半分の金額に所得税がかかります。
(払い戻し金額-経費-50万円)×0.5=課税所得という計算になります。

競馬で気を付けないといけないのは1回の払い戻し金額です。
年間で見ると負けばかりでマイナスだったとしても、1回の払い戻し金額が50万円以上になる場合は税金がかかってしまいます。

さらに、50万円の控除は年間で1度のみなので、例えば年に2回50万円以上の払い戻しがあった場合でも控除されるのは合計50万円のみになります。

クイズ

テレビなどのクイズ番組で当選した場合も、競馬と同じ扱いで一時所得になるため、50万円以上の当選金に対して税金がかかることになります。

懸賞

懸賞の場合も一時所得扱いになるので、当選した金額が50万円以上になる場合は所得税がかかってきます。
計算式は競馬で説明した計算式と同じですが、懸賞の場合の経費は、はがきやボールペンなど応募に使ったものがあれば領収書を取っておけば経費として計算することができます。

オートレース

オートレースも競馬や懸賞と同じ一時所得扱いになります。
SNS等で公言しなければバレない、芸能人ならテレビで公言しなければ大丈夫、という意見もありますが、もし税務署が気付いた時は脱税となるため50万円を超える賞金をもらった時はしっかり申告しましょう。

ノーベル賞

ノーベル賞とは、アルフレッドノーベルの遺言により始まった賞で、5つの分野「物理学」「科学」「生理学・医学」「文学」「平和」での功績をたたえる賞で、賞金は800万スウェーデンクローナ(約1億円)です。
この賞金はノーベル財団から支払われており、非課税所得扱いとなっているため、税金はかかりません。

ノーベル賞が非課税になったのは、1949年に日本人初のノーベル賞を受賞した湯川秀樹氏がノーベル賞から税金をとることに議論したためです。
しかし、スウェーデン国立銀行の設立300年を記念して設立されたノーベル経済学賞は、ノーベル財団がノーベル賞として認めていないためスウェーデン国立銀行が賞金を支払っています。

そのため、他のノーベル賞とは扱いが違い現時点では課税所得となっています。
湯川氏がノーベル賞を受賞した時には、まだノーベル経済学賞はなかったことも課税所得になっている理由だと言われています。

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賞金にかかる税金【金額別】

100万円

賞金にかかる税金は先に解説した通り、賞金の種類によって金額が変わってきます。
宝くじの場合は金額にかかわらず非課税となっています。

懸賞で100万円当選し、はがきやボールペンを購入するのに1万円使った場合は、(100万円-1万円-控除額50万円)×0.5=24万5千円に対して税金がかかってきます。
ただし、専業主婦など収入がない人の場合は確定申告で基礎控除38万円を差し引くことができるので、100万円の当選金額なら税金を払わなくてよいということになります。

1000万円

例えば競馬で1000万円あてて、当選馬券を購入するのに10万円使った場合は、(1000万円-10万円-50万円)×0.5=470万円に対して税金がかかってきます。
競馬の場合は、先に説明した通り年間トータルでマイナスだったとしても関係ないため、たとえそれまでに1000万円の負けがあったとしても、今回の1000万円の一時所得に対してのみ計算することになります。

1億円

クイズ番組で1億円が当選した場合は、とくに経費はないため(1億円-50万円)×0.5=4975万円に税金がかかることになります。
ただし、税金の支払い額に関しては一時所得だけを計算しても税金がいくらになるかはわかりません。

一時所得を他の所得と合算したうえで所得税率が決まってくるためです。

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賞金額を寄付した場合の税金はどうなる?

寄付先の子供

賞金を寄付する場合、寄付金控除の対象になっている団体へ寄付すれば、確定申告で寄付金控除できるため払う税金は少なくなります。
次のどちらか少ない金額-2000円が寄付金控除額になります。

「1年間で寄付した金額」「年間所得総額の40%相当額」

賞金を寄付するというのは寄付された側も喜ぶことであり、寄付する側は寄付金控除で支払う税金が少なくなるということになります。

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賞金にかかる税金は当選した時のために知っておくと便利

賞金はいつ当選するかわかりませんが、どれくらい税金を支払うべきなのかは事前に知識として知っておくことが大切です。
税金を支払う必要があることを知らずに賞金を使いきってしまっては税金が支払えなくなるためです。

さらに、知識がないことで、本来なら支払わなくてよい税金まで支払わないといけなくなる場合もあります。
宝くじの贈与税は特に、お金をもらった側にかかってくるため注意が必要です。

事前に知識を得て、賞金に当選した時に備えておきましょう。

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